土竜

祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり。娑羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらはす。

政治資金パーティーをめぐる裏金疑惑で、東京地検特捜部の的にされているのが、我が世の春を謳歌していた自民党安倍派。国会も閉会し、ついに議員本人への任意聴取が始まった。当初は5派閥全てに、何らかの不適切な処理があるとされていたのに、気が付けば安倍派!安倍派!の大合唱。

政治資金パーティーで、販売ノルマを超えて集めた分の収入を収支報告書に記載せず、所属議員にキックバックしたとされている。派閥事務所で札束が飛び交っていたらしい。キックバックの総額は5年間で、約5億円と云うのだから、大きな金額なのは違いない。

5派閥のパーティーでの売り上げを見ると、ダントツに議員の多い安倍派が、何故か、麻生派や二階派に負けているのは、確かに解せない。とは、云うものの、議員や関係者が口にチャックをすれば、こんなにスムーズに議員本人まで任意とは云え、事情聴取が行われる訳がない。

検察に内情をべしゃった、USA流に云うなればモグラがいると推察される。果たして誰か?「私に派閥を任してください」「冗談は顔だけにしとけ」と云われたどうかは知らないが、安倍ちゃん亡き後の派閥の領袖となるべく、権力者に土下座までするも、けんもほろろに蹴っ飛ばされた議員がいるらしい。

この議員、歴代事務総長の名前がマスコミにこれでもか、これでもかと報道されているが、何故か事務総長を務めていたのに、土下座をしたとされる議員の名前だけが報道されない。「どうせ、俺に上がり目はない。毒皿で検察にぶちまけちゃる」の可能性が十分ある。

裏切られた安倍派の議員達、かわいちょう!なんて事はない。何処まで行っても自己責任だ。

「拓弥そっから来い!」気持ち悪い輩が蠢く、日本橋オタロードの隅っこで、スマホに向かって呟いた北新地の盆暗だったが………..。『ジュベナイルフィリーズ』、頼みの大野J騎乗キャットファイトは、押しても引いても伸びずの10着。

勝ったのは北村宏司Jのアスコリピチェーノ。燻銀と云うかロートルと云うか、2015年『菊花賞』をキタサンブラックで勝って以来のG1勝利だ。若かりし頃は、藤沢厩舎で馬優先主義岡部Jの控えでおしんの苦労人。継続は力なりを地でゆくレースとなったのが先週の日曜日の話しである。

「マスターさん、おはようございます。大野Jに肩入れし過ぎましたかね?」は熊本天草出身◯原さん。「そうだな。所詮JKの駆けっこ。一頭軸なんて愚かな選択だった。1番人気、2番人気、3番人気にルメールをプラスすれば自動的に取れた馬券だ。馬連で2330円も付いてんじゃん。手前の馬券下手には呆れて物が云えねえよ。拓弥ごときを信じて、裏切られたなんて恥ずかしさの極みだぜ」日曜朝のお約束、ボヤキ道場である。

「いよいよ、松本伊予で競馬も残すところ4日間。来週には大一番『有馬記念』も控えてます。気持ち切り替えて行きましょう」「へ!いいよな〜お宅は年金がっぽりのゴールデンエイジ。1週間空を見上げてボーっとしてても死なねえんだから。足掻けば足掻くほど川底に脚を引っ張られるてる俺とはえれぇ違いだ。自分で旅立つ時は、お宅のマンションの屋上からジャンプしちゃうぞ!え〜!」

「縁起でもない。よしてください。買い目、買い目」「はいはい。先週で懲りた。『朝日杯フューチュリティS』は馬連ボックス。内から将雅のジャンタルマンタル、武史のセットアップ、ルメールのダノンマッキンリー、こいつらを纏めて面倒を見る可能性あり!マーカンドのシュトラウスまで。腕達者の山盛りだ。3ー8、3ー17が本線で各2万。3ー6、6ー8、6ー17、8ー17を平に5千。1万出っぱるが負けついでだ」と結論付けた。

北新地の盆暗が、裏切られたと嘆く安倍派の議員達みたいに、信じた腕達者達に嵌められたと、世迷い事を吐き出さずに済むことを祈ろう。

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